2005年 11月 25日
21mm奮戦記 |
Leica M2 Super-Angulon 21mmF3.4
広角レンズに奮戦中の日々です。結論からいうと大変難しいレンズです。
画面の中でここぞと思う大きさで被写体を取り入れようとするとレンズがくっつきそうになるぐらい近づかないといけません。建物や自然物の場合は問題は有りませんが、人物となるとそこまで近づいて撮るには相手の目の前にカメラを構えることが出来る勇気(根性、厚顔、)が必要です。撮影の技術以外のところの技術も必要です。
それに、決して負け惜しみじゃなく21mmで撮る意味があるのか、35mmで充分じゃないかといつも思います。21mmをうまく使えないこともあるのでしょうが自分が撮りたいと思ったものは50mmや35mmで表現出来るわけで、パースのつき方の不自然さも含めあえて21mmを使う必要がどこにあるのかと自問自答の繰り返しになってしまいます。
遠近感を強調するためにうんと近づいたり画角を生かして広い空間を撮ったりと色々試しては見ますが、だんだん本末転倒に陥ってきます。撮りたいものを撮りたいのであって広角に合う被写体を探しているわけではないのですから、色々試してみることは面白いことですが、以前にも書きましたが広角は28mm、がんばっても25mmで充分なようです。
あくまでも僕が撮りたいものに対してということですから21mmや15mmといった広角を必要とする撮り方(表現)もあるわけです。こんなに広いレンズは使いにくいと言っていますが、数を撮っている間には少しは満足に使えるようになるのでしょうか?道は遠いぞ。
by leica-m8
| 2005-11-25 21:19
| 写真