2005年 11月 24日
写真は素敵 |
Leica M3 DR Summicron 50mmF2.0
今週、三重県志摩町へ撮影に出かけた。半分は母親の手伝いなので連日撮影というわけには行かなかったが一日たっぷりと撮影出来た。天候もよくこの季節としては暖かな陽射し、きっと日頃の良い行いのお陰でしょう。(笑)
写真を撮っているときには何人もの人と出会います。都会と違って村というような小規模社会の場合は間違いなく撮影者である私は闖入者です。無害であることを証明するためにも、写真を撮らせていただいているという感謝の気持ちからもすれ違う人には必ず「こんにちわ」と声を掛けます。驚いたような顔をする人もいますが、たいていの人はニコリとして会釈か「こんにちわ」という言葉を返してくださいます。
手押し車を手前に入れ漁港を撮っている時に後ろから「あっちで撮った方がいい写真が撮れるだろう。」「あのいちばん大きな船がわしの船じゃ。」「港のどこを撮ってもいいからのう。」と声を掛けてくれた船長さん。別に隠れて撮っていた訳じゃないんですよ。21mmの画角を生かそうと手押し車の前にしゃがみこんでいただけですから。船長さん、ありがとう。
防波堤のコンクリートの階段を撮っている時、高台から「何を撮っているんだ?」「階段です。」「階段?あっはっはっはっ。」「階段かぁ。あっはっはっはっ。」と笑って話して下さったおじさん。「今度、夏の祭りの時に写真を撮りに来たらいいぞ。そら~、何万人も人が集まって賑やかだぞ。」って今度夏にお邪魔します。おじさん、ありがとう。
遅い昼食にコンビニで買ったパンを齧っている時、突然話しかけて来たおばあさん。指を指しながら「向かいに島が有るじゃろう。」「今は姫島と呼ばれているのじゃが、昔は雀島と呼ばれていたんじゃ。」「夕方になるとあちらこちらから何千羽、何万羽という雀があの島にやって来ての・・・」(この話はおばあさんの写真が現像出来たら改めて。)と、話してくれたおばあさん、ありがとう。
3、4ヶ月後にまた撮影に再訪します。皆さんお元気でまた会えるといいですね。
写真の楽しさは出来上がった写真だけでは無いのです。笑顔で挨拶を返してくれたみなさま、ありがとうございます。
by leica-m8
| 2005-11-24 22:00
| 写真