2005年 08月 01日
考え方次第 |
Leica M5 DR Summicron 50mmF2.0
銀塩写真とデジタル写真の違いでデジタルはフィルム代を気にすることがないので一枚一枚を大事に撮影しなくなるので写真の質が落ちる。やっぱり写真はフイルムを入れて一枚一枚を大切に撮影しないとダメだ。という意見や、デジタルは撮った写真がその場で確認できるのでいらないカットは直ぐにでも消去でき、思った写真が撮れるまで何度もシャッターが切れるのでよりいい写真が撮れる。という意見もある。どちらも間違いではないと思うしどちらも間違いだとも思う。
いい写真はカット数に比例すると考えているので多くのシャッターを切るように心がけている。全てのカットがいい写真を撮るために必要なカットだと思っています。無駄なシャッターなどは無いという考えだ。また、僕だけかもしれないが撮影中あまり長い時間シャッターを切らないと今と思った瞬間にシャッターが切れなくなります。考えながら、あるいは無意識に(体が反応して意識とは別のところでシャッターを切っている状態のときもある。)多くのシャッターを切る。偶然にいいカットが撮れることもある。偶然を味方にすることも写真では大切なことだ。ストリートフォトなんて偶然を撮影しているようなものなのだからより多くのシャッターが必要だ。
デジタルカメラでもフィルムカメラでもシャッターを切らない限り写らないのは同じなのだから多くのシャッターを切ったほうがいいと思う。
写真のよさのもう一つには時間がその写真に意味を与えるということがある。今、詰まらないカットと思う写真が数年後、数十年後には違った発見があるかもしれません。写真が変化するのではなく自分自身が変わり続けていくからです。直ぐに消去できるデジタルカメラであってもデーターとして保存しておくことを勧めます。保存と管理に関してはフィルムより扱いやすいのですから。当時の日本はなんていうことよりも、お父さんが若かった頃、おばあちゃんが学生の頃は、という使い方も有りだと思う。
多くのシャッターを切ってたくさんの写真を残すことはデジタル、銀塩に関わらず楽しいことだ。
by leica-m8
| 2005-08-01 17:08
| colum